文章: 【イヴちゃんシリーズ Ep.3】防護服の問題|機能的だけど可愛くなかった、あの頃の葛藤
【イヴちゃんシリーズ Ep.3】防護服の問題|機能的だけど可愛くなかった、あの頃の葛藤
皮膚病の治療に、防護服が必要になりました。
傷口を舐めないように、患部を保護するために。機能的で、ちゃんと役に立つもの。 でも正直に言うと——可愛くなかった。
それ自体は仕方がないことだと思う。医療用の防護服は、あくまで治療のためのものです。 デザインや見た目よりも、機能が優先されるのは当然のこと。頭ではわかっていました。 でも、着るたびになんとなく気持ちが沈んだ。
その服を着た時のイブちゃんの顔
白くて、無機質で、ゆったりしたサイズの防護服。 それを着たイヴちゃんは、やっぱりイヴちゃんでした。どんな服を着ていても、あの顔はあの顔。 でも、なんだかイヴちゃんらしくない気がして。
フレンチブルドッグって、服を着るとより一層個性が出るんですよね。 好きな服を着ている時の表情と、そうでない時の表情は、なんとなく違う気がする。 (これも親バカ解釈かもしれないけれど。)
機能的な防護服を着るたびに、「どうせ着るなら、もっとイブちゃんらしいものを着せてあげたい」という気持ちが積み重なっていきました。
犬服と敏感肌の問題
皮膚病を持つフレブルにとって、着るものの素材は重要です。 化学繊維のものは蒸れやすく、摩擦が皮膚への刺激になることもある。 かといって、天然素材で可愛いデザインの犬服は、当時なかなか見つからなかった。
「皮膚が弱い犬でも着られる、かつ可愛い服」——そのニーズは確実にあるのに、 市場には機能性を追求したものか、デザイン性を追求したものか、どちらかが多かった。 両方を満たすものを、探していました。
「可愛い」が機能と両立しない理由はない
病院の先生に相談しながら、素材を選び直し、縫い方を考え直しました。 フレブルの体型——短い胴、太い首、むっちりとした脚——に合わせたパターンも、何度も引き直した。
「可愛い」と「機能的」は、両立できるはずだと思っていました。 難しいけれど、諦める理由はない。イヴちゃんが喜んでくれるなら、それだけの価値がある。
そうして少しずつ、Felicidadogの原型ができていきました。 医療用の防護服という「どうせ着るなら」から始まった、この気持ちが、今もブランドの根っこにあります。
すべての始まりは「どうせ着るなら」
フレンチブルドッグのオーナーで、愛犬の皮膚トラブルに悩んでいる方がいたら、伝えたいことがあります。
機能的なケアはもちろん大切です。でも、着るものを通して「可愛い」と感じる瞬間も、 ちゃんと存在していいと思う。治療中でも、その子らしくあってほしい。 そう思うのは、おかしくない。
Felicidadogが生まれたのは、その気持ちがあったからです。
着るたびに、しあわせ。
Felicidadog
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縫い始めた、その日のことを書きます。